高2の3学期から突然不登校になりました。
その高校は、今では悪い思い出ではありません。
当時、突然のことで 私たち夫婦は子供を責めました。
子供は小さい頃から本当に良い子でした。楽ばかりしてきた親でした。
希死念慮にとらわれた時はどうしてよいかわかりませんでした。
高2、高3の担任がとても良い先生でした。
高3の途中から無料で相談してくださる専門の機関に家族で出かけることになりました。
そこでの先生がとても厳しく、またとても暖かい方でした。
結局入院してしまい、病院はあまり良いところではありませんでした。
卒業を一生懸命担任が取り仕切ってくださいました。
担任が高3の2学期後半、受験の忙しい時に診断書を出してほしいと言いました。
しかし、病院の相談係が担当医にさえまず言っていなくて、いろいろ言い訳ばかり。
1か月引っ張り、何とか診断書を もらえて卒業できました。
担任には感謝しかありません。
こういう子供たちの一部には精神的に繊細な子もいます。
そういう子の心と向き合える社会でないことが入院でわかりました。
今は 入院施設さえない小さな病院に移り、前の病院から その小さな病院に沢山患者が来ています。
その医師が一人一人に対してキチンと話を聞き、心を休ませたり、その子供たちに寄り添い、少しずつ生きやすい言葉かけをしてくださいます。
その医師と同じようなスタッフの方に恵まれ繊細な子供も前に進めています。
りら
ここからは管理人が書いています。
この体験談は不登校の子の親御さんが書いてくださいました。
不登校をきっかけに希死念慮を抱く子もいます。
親が一番怖いのは希死念慮です。
こうなったら、ただ見守るだけではなく、専門家の力が必要だと思います。
良い先生や医師、スタッフと出会えてよかったです。
最後の一文に安心しました。
繊細な子が もっと 生きやすい社会と変わってほしい。
この医師のような、生きやすくなる声かけが教育現場でもされると良いですね。
りら
とても貴重な体験談をありがとうございました。
