不登校や教育に関して 国が関係している機関は文部科学省って思いますよね。
経済産業省も教育分野、自治体と連携しています。
今回、気になった記事です。
参考 不登校児童生徒がICT在宅学習で在籍校での出席・成績評価を目指すオンライン留学プログラム「OJaC」が9月23日にオンライン始業式を開催 PRTIMES株式会社クラスジャパン学園(所在地: 東京都渋谷区、代表取締役中島 武)の「自治体コンソーシアム型オンライン留学プログラム「オンラインジャパンクラス」(OJaC)が経済産業省「未来の教室」実証事業(平成31年度「学びと社会の連携促進事業(「未来の教室」(学びの場)創出事業)」)に採択されました。
プログラムの開始に伴い、全国約200名の参加児童生徒と提携17自治体によるオンライン始業式を開催します。メディア、自治体関係者の方は見学可能です。
オンライン始業式です。
コロナ禍では、あまり驚かないようになりましたが、これ画期的だと思います。
ちなみに提携自治体にうちの市はありませんでした。残念。
クラスジャパン学園は知っています。ネットスクールです。
通信制高校の小中学校版のような感じですよね。
N高は有名です。N高に関わった方がクラスジャパンの理事長となっています。
なぜ、通信制高校はあって、通信制中学や通信制小学校がないのか。
それは、もともと義務教育だからですよね。
でも、2016年に教育機会確保法が施行されて、自宅での学習が認められました。

すららは出席扱いとなるオンライン教材です。

他にも、小中学校で出席扱いと認められる教材があって、それがクラスジャパンです。
教材というより、オンライン上の学校ですね。
出席扱い、さらには成績として評価もできるオンライン学校です。
自治体、在籍校との連携となります。
ベネッセホールディングスとソフトバンクの合弁会社のClassitが参入。
教材はスタディサプリや すららが提供。
この出席扱いが子供にとってはとても大きいです。
さらに成績にも反映すれば、子ども も親も安心して学校に行かない選択肢を取れます。
未来の教室って何?
経済産業省が推進している「未来の教室」は特に不登校児童向けではありません。
実証事業の中には聞いたことがある塾のREDや通信教材 すらら、Z会などもありますが、幼児教育、プログラミング、スポーツ、農業、介護施設、自殺対策、企業の人材育成など幅広い分野が参入しています。
コンセプトが3つあり、その中の1つに令和の教育改革として
学びの自立化・個別最適化を掲げています。
一人ひとり違う認知特性に合わせた多様な学び方。
これまでの「みんなと同じことを同じペース」から変化しようとしています。
発達障がい、ギフテッド、2Eの子ども達に適した学習方法。
2Eは、ギフテッド(特別な才能)と発達障がい どちらも持っている子ども。
「不登校」に関して、下記のように書かれています。
学校教育とフリースクール等の民間教育との組合せ等も含め、質の担保された多様な学習機会を保障することによって「不登校」という概念そのものを解消し、問題の根本的解決に道を開くべき
高校のみならず、インターネットの恩恵を全ての学齢期の子ども達に行き渡らせ、EdTechを用いた自学自習や、オンラインとオフラインのコミュニケ―ションを組み合わせて創造的かつ協働的に学ぶ学習環境を小学校・中学校・高校を通じて可能にすべく、義務教育段階においても採用可能な、ネットとリアルを融合させた「新しい対面型」の学び方を検討し、導入すべき
公的にも質が保障された多様な学び方を可能にする環境整備を早急に検討すべき
引用元:経済産業省 未来の教室
このように 国と自治体が多種多様な学び方を認めることは、不登校で学びの場所を失っている子どもに希望となります。
学校に通えなくても、家からでも、外の世界とちゃんと繋がれる。
ただ、まだまだ普及していない。自治体ごとに差が出る。
娘の義務教育は終わってしまいます。
けれど、この子が大人となり、その子どもが小中学生になった頃には、もっと普及しているといいなと思います。
私が中学生の頃にはパソコンがなかった。オンライン学習がなかった。
2.30年後には きっと大きく変わっている。そう思います。
