【体験談】震災後の不登校児の心のケア対応|カウンセリングの必要性

taikendan

 

私は、東日本大震災後に某団体職員として相談員の仕事をしていました。

 

私たちの仕事は性別も年齢も被災したかどうかも関係なく、困った人のもとへ急ぐといった感じです。

 

その中で、不登校の児童にはたくさん出会いました。

 

 

両親を津波で失ってしまった悲しみや、コミュニティの変化についていけずに不登校になってしまったり理由は様々ですが、対応が難しかったのは事実です。

 

まず、会ってもらうまで通い詰めて、話をしてくれるまで待ちます。

 

学校に行かない事は責め立てず、見守るだけというパターンが多かったです。

 

 

学校の先生や市役所の職員も訪問し、原因を理解したうえで「来たかったら、来て」と保健室やカウンセリング室の窓やドアを開けっぱなしにしていました。

 

 

学校に通っている子供でも、スクールカウンセラーの部屋までしかいけないと聞いていたので、悲しい話もせず、昨日見たテレビの話や好きなペット、好きな歌手の話など「特別な子」としては見ないで雑談したり、公園で一緒に遊んだりしました。

 

次第に学校へ行く児童もいましたが、中学校の卒業式にも出席せず、未だに不登校の子もいますが震災の傷は元気そうに見える子供たちでも時々かんしゃくを起こしたりするので、まだまだカウンセリングなどが必要だと感じます。



 

りら

ここからは管理人が書いています。

 

震災のあとに宮城県で不登校児童が増え、全国で1位となった記事を見たことがあります。

それだけ、多くの子どもたちが心に大きな傷を負った。

窓や扉を開けっぱなし。自然と足が向いたときに入りやすいような配慮ですね。

この場合も、見守ることとカウンセリング。

大人ができること、それが一番なのですね。

 

りら

とても貴重な経験をお話しくださり、ありがとうございました。

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