不登校のきっかけについてアンケート

不登校になってからの体育祭(運動会)|保護者席で私服の娘と見学した親子の想い

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修学旅行をどうするか悩みまくってた頃、もう1つの行事がありました。

cry不登校の子の修学旅行、わが家の選択|参加、途中参加と不参加の選択肢について

それが体育祭。これも、コロナで延期されました。そして、午前だけの例年とは違う体育祭でした。

学年での出し物はダンスだったらしい。らしいと言うのは、学校に行っていないのでわからない。

娘がそんな話をしていました。全員参加はダンスとクラス対抗リレーだけ。

 

まず、娘は体育が本当に苦手で嫌いです。ただ、行事は好きでした。

1年生は通常通り参加、2年生は足の痛みでリレーは見学しました。

そして、3年生の今年。一応、親子二人で学校に行ったんです。

忘れられない体育祭になりました。今回はその話をします。

 

夕方登校をしている頃に、担任と体育祭について話をしていました。

練習には参加していません。だから、学年の出し物であるダンスは見学となる。

リレーは参加したければしてもいい。出なくてもいい。

ただ来て席に座って見学。もしくは特別席、ケガや事情がある子の席で見学。

そこに友達を呼んであげようかと提案がありました。

 

あとから、養護教諭に聞きましたが 体育祭についても不登校の子の出席方法は様々だったそうです。

体育祭だけ全行程出席できた子もいる。みんなと同じように参加。

練習していない学年の集団活動は参加せずリレーだけ参加。

特別席で見学や最初から不参加の子もいた。わが家の見学パターンもあったみたい。

「本当に不登校の子どもによって違います」と言われました。

 

これも娘は悩みました。みんなが参加している中、一人で席で待つのは嫌。

去年のリレーの時、嫌だったって。けれど友達には会いたい。

「なら、特別席で友達を呼んでもらう?」って聞いたけど、「そこまではいい」と言う。

でも、ゃっぱりすごく友達には会いたい。もうずっと同級生に会っていないからね。

友達の姿は見たいと言う。でも、集団の中には入っていけない。



修学旅行の件もあり 夕方登校、担任から遠ざかっているうちに体育祭当日となりました。

どうするか決められなかった。

朝、「散歩がてら 学校の近くまで行こうかな」と言ってパジャマから着替えた。

「修学旅行にも行けない。なら、せめて体育祭は見たい。遠くからでも友達の姿を見たい。雰囲気や声を聞きたい」と言う。

 

自分から行くと言い行動に移した。行けるかもしれないと思った。

でも、それから部屋から なかなか出てこない。行けない。いつもの通りになった。

行きたいけど行けない。時間がどんどん過ぎる。午前中で終了する。

そこで諦めることになるのかな。いつものパターンです。

そして、あとから 行けばよかったとなる。後悔する。

 

学校に電話してプログラムを聞いてみた。プログラム表を持っていなかったから。

3年生のダンスとクラス別リレーの時間帯を聞いた。

クラス別リレーはまだ間に合う。クラスの子たちの姿を見ることができる。

思い切って行ってみようと話した。

 

仕事が休みで家にいた主人に相談した。なら、近くまで車で行ってみるかと提案してくれた。

それなら、窓から二人で見れるかもしれない。声が聞こえるかもしれない。

娘に話して、主人と私は車で待った。部屋から出てこなければそれでいい。

車で待つことはプレッシャーとなる。良くないことだとわかっていたけれど、今回は特別。

ものすごく行きたいのだとわかったから。

 

しばらくしたら娘が出てきた。そして車に乗った!

学校の近くまで行きました。にぎやかな声は聞こえてきたけれど小さくて見えない。

主人が「近くで待ってるから、見てきたら?」と言った。

 

娘と一緒に車を降りた。そして、久しぶりに通学していた頃の門をくぐった。

分散登校以来です。その後はいつも別の門から駐車場へ。車で登校していたから。

最初、娘は人がいない場所、遠くで見ていた。でも、そこからじゃ見えない。

私一人で近くまで見に行った。たくさんの保護者がいた。

コロナ禍だけど、こんなに人がいることにびっくりした。

クラス席の近くまで行ったら、知っているお母さんがたくさんいました。

 

戻って クラス席まで行ったことを娘に伝えた。

そしたら、娘がクラス席に向かって歩いて行った。自分からです。

私も一緒に行った。お母さん達が大勢いる中、どんどん進んでいった。

周りも気づいた。体操服ではなく私服でいる娘と私。不思議だよね。

さーっと空間ができた。誰とも挨拶、会話はしていません。

 

空間があいたおかげでクラスメイトの真うしろまで行けた。よく見える。

友達がしっかりと見れました。しばらくしてリレーが始まりました。リレーも完璧に見れた。

リレーから戻ってきて写真撮影やなどの時間になった。

 

そこでお友達が気づいた。友達がかけよってきた。

私は先生に頭を下げた。気づいた先生も頭を下げてくれました。

そして、私は遠くの木陰に行きました。娘だけにした。

 

友達がかけよってきたときの娘は嬉しそうだった。

いつものメンバーだけではなく、他の子も来てくれた。

久しぶりに話せて本当に良かったね。

「修学旅行に来る?おいでよ」って言われたって。

学校にはやっぱり行きたいんだよね。

 

なんだか、その姿を見た時にこみあげてくるものがあった。

うまく説明できないけれど、ただただ涙があふれた。止まらなくなった。

 

周りが眩しかったのもある。みんなが元気に走っていて、友達と話している。

同級生たちの姿を久しぶりに見た。ずっと見ないようにしていた。比べないようなしていた。

 

去年まではそこに娘の姿があった。あたりまえのように。

9ヶ月でなんでここまで変わってしまったんだろう。

運動会って、家族でお弁当食べて楽しい思い出いっぱいだったよね。

これが最後の運動会の思い出となるんだよね。

 

友達と話すことを喜んでいる娘。友達に会いたい一心でこの大勢の中にここまで来れた。

視線が怖かっただろうし、すごい勇気だったと思う。

 

私の方が周りの視線が気になったぐらい。みんな気づいてたよ。

避けたのではなく、自然にスペースを作ってくれたんだよね。

私たちにどう声をかけていいのかわからなかったんだと思う。

 

それだけ、友達に会いたかったんだ。それがわかった。

良かったという嬉しさと、どうしても学校に行けない、友達と会えない辛さ。

どうしてこうなっちゃったかな。自分のせい。元に戻してあげたい。

いろんな想いで心の中がいっぱいになってしまった。

 

帰りの車の中、娘は複雑な表情をしていました。

同じように たくさんの想いがあったんだと思う。

迷いながらたったけれど 思い切って連れ出して良かったと思う。

これが中学最後の体育祭でした。