不登校児の親目線でたくさんの記事を書いてきました。
学校側がこうだったら、もっとこんな選択肢があったら。
そんな風に思うのは事実です。
でも、不登校児の親となったから わかったこと。
学校の先生方の大変さです。
いろんな先生がいると思うけれど、娘の担任は本当によくやってくれています。
いつも感謝と申し訳なさでいっぱいです。
親の私も励まされて ここまで来ました。
中1の時、入学式、授業参観、懇談会、PTA、学校に行ったのは数回です。
電話で話したのも数回。欠席した時ぐらいです。
その頃は先生方がこんなに大変だとは思っていなかった。
中2の秋から不登校になって、どれほど学校に通っただろうか。
どれだけの時間、電話で話しただろうか。
完全に離れていて、学校に行かない期間もありました。
娘の精神状態がかなり不安定となり、電話もストップしてもらいました。
でも、ここ最近は1、毎日夕方登校の週もある。
それは、今の娘にとって これしか選択肢しがないから。
足が学校に向くなら、夕方でもいいから来てくださいと言われます。
夕方登校の時間帯もバラバラです。
部活や会議等が終わってからになります。
一番多い時間帯が夕方の18時30分~19時00分。
運動部の顧問です。18時近くまで指導や片づけがある。
ちゃんと対応できる時間だと18時30分過ぎになると言われました。
今は19時から、学校の電話は自動音声に切り替わります。
この時にも批判がありましたよね。
私は切り替わっていいと思っています。
駐車場は職員室が見える場所です。来客用に停めています。
職員室の様子も窓から見えます。
まだまだ多くの先生方がいらっしゃいます。
娘が校内に入り、19時過ぎまで駐車場で待っている日もあります。
早いときは5分。長いときは1時間以上話している日もある。
その間、職員室の様子を眺めてきました。
朝は8時には子供たちが登校します。
先生はその前に通勤するでしょう。
日本の教師は世界一勤務時間が長いと言われています。
でも、授業時間は平均より短い。
引用:FNNプライムオンライン
多いのは課外活動と事務仕事。
参考 教員の残業、45時間以上が6割 NPOが調査日本教育新聞
グラフが掲載されていました。引用します。
公立中学校の時間外勤務45時間超えが73%です。
学校が再開してからの方が先生方は多く残っていらっしゃいます。
コロナの影響で大きな負担がかかっています。
行事の変更、授業の詰め込み、先生方は疲れています。
そして、この残業時間に娘のような不登校の子供、保護者の対応が含まれています。
学校再開後に不登校となった子の話も聞きます。
不登校児も増えています。
謝るたびに気にしないでくださいと言われる。
だから、感謝の言葉に変えていますが、心の中ではいつも謝っています。
娘がみんなと同じように教室に入るか、適応教室に行けば解決する。
でも、それがどうしてもできない。
自宅にひきこもるより、家族以外の人、少しでも先生と会話する。
学校に行けたという安心感。その時間が大切です。
だから、大変さがわかっていてもお願いしています。
もっと他の選択肢をしなきゃ、このままではいけないと思っています。
また、こんな記事も読みました。
小学校は55~60時間未満、中学校は60~65時間未満がもっとも多くなっている。1週60時間ということは、所定労働時間を1日8時間とすると、週20時間残業していることになるので、月にすると過労死ラインである80時間を超える。
ここで、このグラフから60時間以上の割合を出してみると、小学校で33.4%、中学校ではなんと57.7%になる。小学校教諭の約3割、中学校教諭の約6割が過労死ラインで勤務しているということである。
迷惑をかけている立場ですが、先生方が心配です。
以前の中学教師のツイート、不登校児の対応は専任の別の先生にと。

そうしなければ、先生の負担が増える。
不登校児の親も、これ以上は求められず、別の選択肢を取るか迫られます。
先生も親も心の余裕がなくなってきます。
子供もわかる。中学生であれば、子供も迷惑をかけていることを気にしています。
学校に戻る可能性が低くなり、不登校が長期化してくると、どうしていいのかわからなくなります。
